トンカットアリとは|東南アジアの伝統素材の特徴と栄養

トンカットアリは、マレーシアやインドネシアなど東南アジアの熱帯雨林に自生する、ニガキ科の植物の根を指す呼び名です。学名はEurycoma longifoliaといい、成長には長い年月がかかるため、天然に自生するものの保護が課題になっています。根には強い苦味があり、エウリコマノンと呼ばれる苦味成分や各種ミネラルが含まれていることが知られています。
「トンカットアリって、そもそも何からできているの?」——そうした疑問をお持ちの方に向けて、この記事では植物としての特徴や現地での呼び名、伝統的な用いられ方、含まれる成分、そして日本で選ぶ際に知っておきたいポイントを、事実を中心に整理してお伝えします。
当店で扱うロイヤルハニーにも、トンカットアリは配合素材のひとつとして使われています。この記事では医薬品的な働きを断定するものではなく、植物としての事実や伝統的な位置づけをご紹介するものです。
トンカットアリとはどんな植物か
トンカットアリは、ニガキ科の植物で、学名をEurycoma longifoliaといいます。マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムなど、東南アジアの熱帯雨林に自生しており、日陰を好んで育つ木です。利用されるのは主に根の部分で、地上に伸びる茎や葉ではなく、地中深くまで伸びる主根に代表的な成分が蓄えられていくとされています。
根は非常に強い苦味を持つことで知られており、この苦味の強さがトンカットアリという植物の大きな特徴のひとつになっています。見た目は細長い木の根で、掘り出すには地中深くまで掘り進む必要があるため、収穫そのものに手間がかかる植物でもあります。
現地での呼び名と伝統的な用いられ方
「トンカットアリ」という名前は、マレー語で「アリの杖」を意味すると言われています。長く伸びた根の形が杖のように見えることに由来するという説が広く知られています。インドネシアでは「パシャックブミ」と呼ばれ、こちらは「大地に打ち込まれた杭」といった意味合いを持つ言葉です。英語圏では「ロングジャック」という呼び名でも知られています。
マレー半島やインドネシアの島々では、古くから根を乾燥させて煮出し、日々の暮らしの中で飲用する習慣が伝えられてきました。マレーシアの伝統医療やインドネシアのジャムゥ(伝統的な養生の知恵)の中でも、トンカットアリは長く用いられてきた植物のひとつとして位置づけられています。現地の市場では、乾燥させた根の輪切りや、それを煮出すための道具が売られている光景も見られ、地域に根づいた素材であることがうかがえます。近年では、根の抽出物を配合した「トンカットアリコーヒー」と呼ばれる飲料も、マレーシアやインドネシアの土産物として親しまれています。
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成長に長い年月がかかる木|天然資源としての課題
トンカットアリは、成長が非常にゆっくりとした植物です。利用に適するとされる大きさの根に育つまでには10年前後、あるいはそれ以上の年月がかかると言われており、短期間での栽培には向いていません。
需要の高まりとともに、野生に自生するトンカットアリが森林から採取される機会が増えたことで、天然資源としての枯渇が懸念されるようになりました。マレーシアやインドネシアでは、野生のトンカットアリの採取や取引について一定のルールが設けられている地域があり、無計画な採りすぎを防ぐための取り組みが進められています。近年では、マレーシア森林研究所(FRIM)などの研究機関の支援のもとで、プランテーションによる計画的な栽培も試みられているとされ、野生資源への負荷を減らしながら安定した供給を目指す動きが見られます。購入する際には、こうした背景を踏まえ、産地について情報を開示している販売元を選ぶことも一つの判断材料になります。
含まれるとされる成分|苦味成分エウリコマノンとミネラル
トンカットアリの根には、「エウリコマノン」と呼ばれる苦味成分が含まれていることが知られています。これはクアシノイドと呼ばれる一群の化合物の一種で、トンカットアリの強い苦味のもとになっている成分のひとつです。健康食品やエキスの品質を示す際に、このエウリコマノンの含有量が指標として表示されることもあります。
このほか、根の部分にはカリウムやマグネシウムをはじめとする各種ミネラルが含まれていることも知られています。ただし、こうした成分が含まれているという事実と、それが体にどのような働きをもたらすかということは切り離して考える必要があります。当店では、含有成分をご紹介するにとどめ、医薬品的な働きを保証するような説明は行っておりません。
日本での流通形態と選ぶ際のポイント
日本国内では、トンカットアリは乾燥させた根を細かく砕いた粉末、根から成分を抽出したエキス、そしてほかの素材と組み合わせて配合された健康食品など、さまざまな形態で流通しています。単体のカプセルやタブレットとして販売されているものもあれば、ロイヤルハニーのように複数の素材のひとつとして配合されている商品もあります。
選ぶ際に確認しておきたいポイントとして、まず産地の表示が挙げられます。マレーシア産、インドネシア産など、どの地域で採れたものかが明記されているかを確認しましょう。次に、エキスの場合は抽出比の表記も参考になります。抽出比とは、原料となる根をどれくらいの量使って一定量のエキスに濃縮したかを示す数値で、たとえば「100:1」といった形で表記されます。最後に、1回あたりの配合量がパッケージや商品説明に明記されているかも、選ぶ際の判断材料になります。表示が具体的で、原材料の情報を確認しやすい商品を選ぶことをおすすめします。
取り入れる際の注意点
トンカットアリを日常に取り入れる際には、いくつか知っておきたい点があります。
持病があり通院中の方、日常的に薬を服用している方は、自己判断で取り入れず、事前に医師や薬剤師に相談してください。体質や服用中の薬との組み合わせによっては、注意が必要な場合があります。
妊娠中・授乳中の方については、安全性が十分に確立されているとは言えないため、取り入れを避けることをおすすめします。子どもについても、大人と同じ感覚で与えるものではなく、与えないようにしてください。
また、体質は人それぞれ異なります。取り入れてみて体に合わないと感じた場合は、すぐに使用を中止し、必要に応じて医療機関を受診してください。トンカットアリは東南アジアで古くから親しまれてきた植物ですが、誰にでも同じように合うとは限りません。ご自身の体調と相談しながら、無理のない範囲で取り入れることが大切です。
なお、当店で扱うロイヤルハニーにも、トンカットアリが配合素材のひとつとして使われています。原材料の詳細については、下記の記事もあわせてご覧ください。
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よくある質問
トンカットアリという名前の由来は何ですか?
マレー語で「アリの杖」を意味すると言われています。長く伸びた根の形が杖のように見えることに由来するという説が広く知られています。インドネシアでは「パシャックブミ」という別の呼び名でも呼ばれています。
トンカットアリはどの部分が使われますか?
主に根の部分が使われます。地中深くまで伸びる主根に代表的な成分が蓄えられていくとされ、強い苦味を持つことで知られています。
トンカットアリはどのくらいの量を取り入れればよいですか?
製品によって想定されている配合量は異なりますので、パッケージや商品説明に記載されている量を確認し、その範囲内で取り入れることをおすすめします。持病がある方や服薬中の方は、量にかかわらず事前に医師に相談してください。
妊娠中や授乳中でも取り入れられますか?
安全性が十分に確立されているとは言えないため、妊娠中・授乳中の方は取り入れを避けることをおすすめします。子どもについても与えないようにしてください。
まとめ
トンカットアリは、マレーシアやインドネシアなど東南アジアの熱帯雨林に自生する、ニガキ科の植物の根を指す素材です。現地では古くから煮出して飲む習慣が伝えられ、エウリコマノンと呼ばれる苦味成分や各種ミネラルが含まれていることが知られています。成長に長い年月がかかるため天然資源としての保護が課題になっており、購入時には産地や抽出比の表示を確認することをおすすめします。持病がある方・服薬中の方・妊娠中授乳中の方は事前に医師に相談し、無理のない範囲で取り入れてください。当店は2013年の開業以来、マレーシアのETUMAX社と直接取引を行う個人輸入代行店として、トンカットアリを配合素材のひとつとするロイヤルハニーなどをお届けしています。
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