風邪をひいた時、ハチミツを摂取すると良いと聞いたことがある方は多いと思います。ハチミツには体の免疫力を高める作用があるとされており、昔から風邪の予防や、風邪のひき始めの症状緩和などによく用いられてきました。
また最近では、体内に侵入した細菌やウイルスを撃退する「抗菌パワー」があるとして、ハチミツは注目を集めています。
今回は、ハチミツに含まれる免疫力アップに効果的な成分と、ハチミツの抗菌パワーについてお伝えしていきます。
免疫力アップにつながるハチミツの成分
免疫力とは、細菌やウイルスなどから体を守る防衛能力のこと。ハチミツには、この免疫力をアップさせる成分が豊富に含まれています。
ここからはハチミツに含まれる成分のうち、特に免疫力アップの効果が高いとされるものをご紹介します。
アミノ酸
細胞の主要な成分であるアミノ酸。良質なアミノ酸を積極的に摂取することで、免疫細胞の働きが良くなり、免疫力アップが期待できます。
ビタミンB1
ビタミンB1は、細菌やウイルスに付着して無力化を促す「lgA抗体」の生成に欠かせない成分。ビタミンB1を十分に摂取することで、lgA抗体が作られやすくなります。
ビタミンB2
ビタミンB2には、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるとされています。口や鼻などにある粘膜は、体内に入ろうとする細菌やウイルスをキャッチし、侵入を防ぐ役割を果たします。この粘膜の働きは「粘膜免疫」と呼ばれます。
ビタミンC
血液に含まれる白血球は、体内に入った細菌やウイルスを攻撃する働きをします。ビタミンCはこの白血球の働きを強化する効果があるとされています。またビタミンC自体にも細菌やウイルスと戦う力があり、攻守において免疫力アップに有効な成分と言われています。
亜鉛
亜鉛には、免疫細胞を活性化させたり、抗体の生成を調整したりする働きがあるとされています。亜鉛を積極的に摂ることで、免疫力アップにつながるだけでなく、ウイルスなどに対する抗体が作られやすくなります。
ハチミツには免疫力アップに効果的な成分の他にも、カルシウム、葉酸、鉄、20種類以上のミネラル、約80種類の酵素など、体の調子を整えるのに欠かせない成分がたくさん含まれています。体の調子を整えることは、免疫力の低下を防ぐ上で最も重要とされている要素です。ハチミツを日常的に摂り入れることで、細菌やウイルスに負けない体に一歩近づけるでしょう。
ハチミツは細菌やウイルス撃退に効果的
ハチミツが優れた殺菌、消毒作用を持つことは、以前より広く知られていました。さらに近年、ハチミツが体内に入った特定のウイルスの増殖を抑える働きをするという研究結果が報告されました。この研究結果により、ハチミツは細菌、ウイルスのどちらに対しても直接的な撃退効果を持つ食品であることがわかってきたのです。
細菌に対しての効果
ハチミツに含まれる「グルコース」という成分は、体内の酵素と結びついて消毒物質を作り出す性質を持っています。この消毒物質は、細菌撃退に効果を発揮します。
ウイルスに対しての効果
インフルエンザウイルスをはじめとする多くのウイルスは、脂肪の膜に包まれています。この脂肪の膜のせいで、食品などの殺菌、消毒成分はウイルスに対し、届きにくいとされていました。
しかし長崎大学の研究により、ハチミツに含まれる「フラボノイド」が、インフルエンザウイルスを包む脂肪の膜を破壊することが判明しました。脂肪の膜を失ったインフルエンザウイルスにはハチミツの消毒成分が直接届くので、増殖抑制や撃退効果が期待できるのだそうです。
当店で取り扱っているロイヤルハニーには、ハチミツの他にも、免疫力をアップさせる効果を持つロイヤルゼリーや高麗人参などが含まれています。細菌やウイルスが活発になるこれからの季節の健康維持に、ぜひロイヤルハニーをお役立てください。